プロフィール
「感じやすい子」「こだわりのある子」の親として
秋田市在住、4人家族。子どもは男女ひとりずつ。猫が2匹。
子どもそれぞれが、赤ちゃんのころからいわゆる「感じやすい」子たちで、
●夜泣き/かんしゃく/超偏食/登園渋り/不登校
●不安神経症/チック症/感覚過敏(味覚、聴覚、視覚、人の感情など)
●バセドウ病/自家中毒/アレルギー/数度の骨折 など
病気がち、落ち込みがちな日々のフォローをしながら20年近くを過ごしてきました。
(病院では、発達障害(ADHD)と自閉症スペクトラム(ASD)という診断)
手も目も離せないうちは、何をしていたのかもよく覚えていないほど必死でした。
HSPという概念と出会って
HSP(Highly Sensitive Person) 生まれつき繊細で敏感なひとたち
この概念に出会ったのは、いつだったか定かではありません。
提唱者であるエレイン・アーロン博士の著書「ささいなことにもすぐに動揺してしまうあなたへ」が、日本で刊行されて何年か後だったのかなと思いますが、病院での発達診断とはまた別にこの概念(HSP)もプラスして考えてみると、子どもたちにはしっくりくるのではないか?といつしか思うようになりました。
自分なりに知見を重ねるにつれ、日に日にそれは確信に近くなっていきました。
社会や学校という場や通念は、必ずしもフィットしない。
そんなことも受け入れられるようになり、子どもに対する理想の押し付けや、不毛な衝突も激減したように思います。
それに、振り返ってみると、わたし自身もHSPであるように思いますし、発達も人よりのんびりでした。
小さいころは病気で休みがちで、人見知り。
集団に交わるのが苦手だったこと。
人が何を話しているのかわからず、泣いてばかりだったこと。
いつも「いつ死ぬのだろう」とこわかったこと。
10歳くらいまでは、水の底にいたような感じでした。
よく泣くのは、今も変わらずです。
そんな忘れてしまっていた気持ちをたどると、もっと、子どもたちに寄り添えたのではないか。
もっとやさしくできたはずなのに、やわらかい心にすり傷を増やしてしまったのではないか、と泣きたくなる日もあります。
知る、学ぶ、つながることで「かるく・あかるく」
発達障害やHSP等も含めた、1人ひとりがもつ特性のこと。
この分野はまだ研究の進んでいる領域でもあり、フォーカスしたいのは診断名をつけることや、診断名のあるなしではなく。
大事なのは、そういった「ものの見方」も上手に取り入れながら、「どう気持ちよく生きていくかを考えていくこと」その点に尽きるかと思っています。
ただ、「常識」「普通」「大多数」のはざまで悩み、衝突する関係は、本当に多いと思います。
まわりの人に何も話せなくてかみあわなくて、孤独感を抱えている方も多いと思います。
学校や塾、フリースクールの先生、スクールカウンセラー。
相談できる先輩や友人、メンターにも恵まれ、幸いわたしはかなり救われてきました。
「状況に負けたくない」という妙に強い気持ちと、楽観的な性格も作用したかもしれません。
「特性」のことについて、広く知る、伝える、つながる時間が必要だと、年々痛感しています。
その概念があると知るだけで、親も子も、楽になることがあるからです。
学校に行かないときの選択肢もあること。
服薬だけじゃない選択肢もあること。
生き方の選択肢も増えてきていること。
さらに最近では、表面上「みえている」困りごとの背景として、栄養状態が関係していることがあることも分かってきています。
そんな学びや考え、ものの見方をシェアしあいながら、この活動の中に「ユニークさん」とそのお母さんにとって、かるく・あかるく生きていくためのひらめきを見つけていきたいと思っています。
理想ではなく、現実をどう生きていくか、ともに考え続けていきましょう。
藤島美香子(アトリエさじ/おたすけライティング)
1974年生まれ。
秋田大学教育学部教育学研究科卒(社会科教育学 修士)。
地域情報誌の編集部、新聞社デザインルームでの勤務を経て2004年からフリーライター。(おたすけライティング)
上の子が成人、下の子が高校生になるタイミングで、「ユニークさん」が心地よく生きていくこと、それに携わる方と情報共有したり、学び、つながりあえるような場を、と思い活動を始めました。
PTAや町内会、地域活動なども多々経験中。
人生半分ボランティア、半分お仕事くらいでちょうどいいかなと思っています。
好きなものは、ゆるかわいいガチャガチャ、猫、夜っぽい音楽。
特技は瞬時に寝ること。
HSPメッセンジャー スペシャリスト
HSPメッセンジャー講座 ベーシック(講師講座/マザーズ講座)修了
こども分子栄養学アドバイザー
ママ&チャイルドセルフケア講座講師
メディカルアロマ健康管理士
ワーキングメモリ教育に関する認定制度【初級】
●JBIA(日本ビジネス・インキュベーション協会)認定
スタートアップアテンダント(女性のための伴走起業支援型メンター)
●教員免許(中学校社会、高校地理歴史 でも教員歴はなし)