浅井咲子著『今ここ 神経系エクササイズ 「はるちゃんのおにぎり」を読むと、他人の批判が気にならなくなる。』
HSPさんがこころ穏やかに過ごすためのヒントになる
「ポリヴェーガル理論」を理解する入門編として
いま読んでいるのが
浅井咲子著
『今ここ 神経系エクササイズ 「はるちゃんのおにぎり」を読むと、他人の批判が気にならなくなる。』
浅井さんは、ポリヴェーガル理論のことを、
学者や研究者じゃなくてもわかるように、
超〜絶 やさしくかみ砕いて
説明してくださるセラピストさんです。
ここで
ぽりゔえ〜がるってナニ???
ゔぇ〜〜〜???
・・・
ってなりますよね!
初めて耳にしたときは、
しばらく思考停止してしまったわたしですが、
ざっくり言うと自律神経系のお話。
もう少しだけ言うと。
リラックスを司るのは、副交感神経なわけですが、
その副交感神経にも2種類ある(!)というのが、
ポリヴェーガル理論(ざっくりすぎてごめんなさい)。
HSPのことを学んでいくと、
神経系の分野の話につながっていきます。
たとえば
- すごく緊張してしまう
- まわりの雰囲気を受け取ったり、刺激を受け取りすぎて疲れきってしまう
- たかぶりすぎるか、プチうつモードに入ってしまう
などは、大人に限らず
子どもにもよく聞かれる「あるある」ですね。
こんなとき、神経の中では
どんなシステムが働いて
どういうことが起きているのか?
2種類の副交感神経が、
どんなふうにわたしたちのからだを守っているのか。
じゃあ、自分でどんなケアができるか?
神経系の仕組みをひもときながら、
「現実どうするか」のヒントを示してくれます。
気質だからどうにもできないと
あきらめるのではなく。
体調や感情の波をフラットな状態に
キープするサーモスタットを、
自分の中に育てていけるよ、自己調整をしていけるよ。
そういったことが書かれています。
生物学的な話も好きなので、
お困りごとにフィジカル面から
アプローチする方法というのは、とても興味深かったです。
(だからメディカルアロマも学んだのでした)
この本のすばらしい点のひとつとしては、
ポリヴェーガル理論をわかりやすく
「小さな物語」として描いていること。
それが「はるちゃんのおにぎり」という
冒頭の「絵本」の部分です。
(そしてこの部分が「エクササイズ」になっている)
感覚的にわかるよう、
図&イラストにも工夫がされていて、
シンプルに見えて
とても熟考されているんだろうなと感じます。
(図やイラストは、
コピーして目に付くところに貼っておきたいくらい)
今、自分や子どもたちにおきている感情や体調の波は、
こういう神経のはたらきによるのかもと、
少し引いて、
冷静に見つめることができそうな気がします。
浅井さんのことを知ったのは、
皆川公美子さんの主宰する「HSP未来ラボ」にて。
HSPメッセンジャー講座を受講した際に、
推薦図書として紹介されていたのでした。
浅井さんの著書は、
ほかにもたくさん興味深いものが出ていて、
芋づる式に読み進めていますが、それはまたご紹介します。