子どもが眠れないときにやっていたこと①絵本の逆さま読み
うちの子たちは、ふたりとも寝付くまでに時間のかかる方でした。
日中、わりと活動もしていたのですが(幼稚園や小学校にも朝から通えていた)、特に上の子は電気を消すと途端に「眠れないの〜」と始まり、いつまでも話に付き合っていないといけないタイプでした。
今思えばHSPちゃんならではの脳内「過活性」状態になっていて、いろんな思考や興奮の収集がつかず、グルグルしていたんだろうな…と思います。
今なら、神経を落ち着かせるような手段を試みるかもしれませんが、そんなことは当時全然知識もなかったので、やみくもにいろんなことを試していました。
そのひとつが、寝る前の「絵本の読み聞かせ」 …なのですが!
普通に読み聞かせするのではなく、文章をおしり(文末)の方から逆さまに読んでいく…ということをやっていました。
何回も同じ本を繰り返し読んでいると、飽きてくることありますよね。
ある日、ふと変化を加えたくなって、思いつきでやってみたら、これに思わぬ効果が。
わが家で人気の高かった『バルバルさん』という絵本がありますが、これを例に説明してみますね。
(西村敏雄さんの絵のタッチが大好きです❤︎)
たとえば「あるひ ばるばるさんは かいてんじゅんびをしていました」という文だったら
↓
「たしまいてしおびんじゅんていか わんさるばるば ひるあ」というふうに読んでいきます。
これで最後のページまで読みきります。
文が、一瞬で意味のない「音の連続」に変身し、絵本の世界観などもぶっ飛んでしまうのですが(作家さんごめんなさい)。
予想のつかない語感やリズムが出現するおもしろさや、絵とのギャップに毎晩涙が出るほど大笑いして(わたしも含めて)いました。
くだらないと言えばくだらないですね笑
でも、寝る前に大笑いして楽しい気分になるためなのか、全身で笑い疲れてしまうからなのか、案外スコンと眠りに落ちるようで。
おかげで「ママ早く寝よう寝よう!」と誘われるようになり、布団の中にスムースイン!するようにもなりました。
おもしろすぎて、もう1冊!と延長戦になる日も多かったので、寝る時刻は遅くなる傾向もありましたが、布団に入ってからのモゾモゾ、モヤモヤが長いよりは良いように思えて。
確か、小学校低学年までやっていたはず。
これ、神経をクールダウンさせることとは真逆?な気もしますが、その日の充実感や満足度のアップ、母はおバカなことに付き合ってくれる人なんだ(いやむしろ誘導?)という安心感につながっていたのではと思います。
あと、親子にとっても文字認識の脳トレになっていたかも?
文全体を認識したうえで、逆さまに読み上げる作業って、けっこう頭を使うんですよね。
子どもたちも一緒になって音読していたし。
あくまで、うちの子たちには好評で合っていた、というケースにすぎないかもしれませんが、ひとつの体験談、対策例として置いておきます。