なぜ「知る・学ぶ」ことに重点をおいているのか
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アトリエ*さじは、「子どもの特性を知る・学ぶ」ことに重点をおきたいと思っています。
それも大局的なことよりは、目の前の「個」を理解することや、一人ひとりにフィットする環境を選び取っていく思考や姿勢につながるようなことを軸にしたい、と考えています。
それはなぜなのか。
うちの子たちは、2人とも幼稚園から高校に至るまで、どっちも行き渋りや不登校を経験しています。
転園、転校もありました。
正直…学校に行ってほしくて、わたしの方が地団駄ふんだ日もありましたがw
ただ「怠けて行きたくない」のではなく、そこには納得できるパーソナルな理由が、それぞれ個々にあったのだと。
わたしはずいぶん後になってから、合点がいったことが多々ありました。
このことが分かっていれば、あんなに親子バトルしなくてもよかったのに、あんなに心配してもしようがなかったのに…ということが、今はたくさんあるし。
物事には正攻法以外もあるのです(悪い方法ではないですよ)。
メモにも書きましたが(写真)、発達特性に表面上「見える」ものにも、いろんな可能性が考えられます。
単なる未成熟、育ちのトラウマ、ワーキングメモリの特性、質的栄養不足、薬の副作用、低血糖…
不登校などは二次的なものであって、その背景にある根っこを知る、理解することにエネルギーを向けた方がいいなと感じています。
もしかしたら、問題に見えることも、実は問題じゃないのかもしれません。
だから、いろんな可能性や方向性を、今のところ否定せずに、知る・学ぶことを私自身大切にしています。
学びは武器になると同時に、心の安定も守ってくれます。
親が学ぶことで、視界が広くなってまず楽になること、足元の安定感が増すこと。
それを通じて、親子ともにかるくなることを目指したいなと思います。
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