運転免許で広がる選択肢

昨年、娘が運転免許を取りまして、最近よく運転練習に付き合って外出しています。
わたしの車に初心者マークをつけて出かけるのですが、なんか若葉マーク見るとほっこりしますね。
今、秋田はまさに冬まっただ中ですが、この地で暮らしているうちは1年の半分が冬みたいなもの。
荒れ模様の日や、凍結した路面にも慣れておかないと免許取った意味がない……
ので、よほど危険そうでない天気の日は、わたしから運転に誘うことも。
「ヒーこわいー 泣」と言いながら運転する娘ですが、わたしも相当ドキドキしながら、ちょっとずつ場数を重ねていけるよう、祈るような気持ちで助手席に座ってます。
運転者が増えたので、自動車保険料も2倍近く上がってそれも「ヒー 泣」なんですが。。
頼もしくなってくれるといいな、そんな最近です。

さて、運転免許が取れたら広がることを、改めて考えてみたいと思います。
※このサイトをお読みになっている方は、お子さんが社会に出ていかれる前の潜在的な不安を感じている方、不登校やニートで将来どんな働き方ができるのか見通しが持てずなんとなく不安、という方が多いのではと思いますので、その前提で書いています。
いろいろ自力で、自由に行動できるようになって便利なわけですが、中でも大きいのは「仕事選びのバリエーションが広がること」ではないでしょうか。
当たり前のようなんですが、職種内容、場所、時間の制約といったハードルがぐっと下がります。
実際、娘のバイト選びを見ていると、これまではバスや電車の時間、移動距離などの制約を受けて選択肢から外れていた仕事も、車があることで視野に入れ直すことができるようになるんだね、と改めて実感。
「いろんな仕事場を見てみたい」「まだ固定化された職を持つのはいいかな」という気持ちが強い娘にとっては、少し遠い映画館のバイトや県内市町村の農業バイト、温泉地での住み込みバイトもとても惹かれるらしく、現実味をおびてきました。
というか、現実にできる。(車買わなきゃだけど)
さらに、娘はコンビニでバイトをしていますが、他店で「タイミー」の空き時間の募集があっても、足がないためにパッと動けなかったところも、スケジュールさえ合えば単発的にスッと入れるようになります。
とくに娘は、すでに2社のコンビニチェーンでの経験があるため、どちらのチェーン店舗から募集が出ても即対応可能。
これって、街全体が職場になる!ってこと。
「タイミー」というシステムはすごいなと思うわけですが、都市部のような公共交通機関も交通網も整備されていない土地柄では、やっぱり個人の機動力(車)がないと難しいわけで。
その点でも、運転できることで時間、店舗、かけもち、チェーンという縛りの枠も超えることができます。
コンビニは深夜勤務帯もあるし、公共交通機関がストップしている夜中も車があれば出退勤できますしね。
「日中動けないけど、夜は元気」というタイプにもいいのかもしれません。
あと、接客や営業、プレゼンなんかは苦手なんだけど、郊外の倉庫に行ってもくもく作業したり、物を運んだり配送ドライバーは大丈夫、という場合もありますよね。
(この分野も、タイミーさん募集けっこう見かけますね)
車は走る個室ですからね、ペースが保てるのが合っているという人もいるかもしれません。
いずれ、収入の入り口の選択肢が広がることで精神的に安定したりするもの。
運転免許がその一助になることはおおいにあるなと、今回娘の免許取得でリアルに感じました。