とびとび日記

不登校の期間 親の働き方について

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子どもが学校に行けない時、行かない選択をした時。

体調不安定で飛び石登校になっている時。

親はサポートのために、どう働けばいいのか、働かない方がいいのか。

どうしてもつきあたる、大きな課題ですよね。

今、うちには中学生と高校生二人います。

中学生は、週2回フリースクールに(その他の平日は、フリースクールのIT学習を利用)。

高校生は、まあ体調をよく崩すもんで^^;

基本2人分送り迎えをしているため、それで半日終わる日も多々あります。

 

▼ある日のタイムスケジュールはこんな感じ

・1回目の送迎(8時台)朝ギリギリなので、高校まで車で送る→帰宅して9時

・2回目の送迎(9時台もしくは10時台)フリースクール用のお弁当を作り、送っていく

・3回目の送迎(14時台)フリースクールに迎え

・この合間に、早退ヘルプが来たり、行ったと思ったら学校から迎えに来てくれ連絡が来たりと、まぁ~イレギュラーです。

 

どちらも学校まで15分ちょっとの距離ですが、これが週2~3回はあります。

うちから最寄りの駅までは歩いて30分。

調子が良い時はバスでひとりで来てくれるのですが、

頭痛腹痛でヘロヘロになることもしばしばなので。。

連絡を受けてレスキューに向かうのが頻繁なのです。

(こっちも結構ヘロヘロ^^;)

で、ですよ。

この状態でどう働けばいいのか?

やっぱりどこかにお勤めするのは、わたしは難しかったです。

出産と同時に会社を辞めてから、わたしは

フリーランスとして現在まで仕事を細々と続けてきていますが、

いっときフルタイムのお勤めに出たことがあるんですね。

朝は8時半から、帰りは17時半くらいまで。

 

公的機関だったので、

スマホをチェックできるのは、お昼休みの1時間だけ。

子どもの看護で休んでも代わりの人はいるし、

有給もつくのでいいっちゃいいのですが。。

やはりたびたび休む、迎えにいくために

中抜けするのがかさんでくると、

立場や迷惑を考えてしまって、自分を責めてしまいました。

 

忙しいときに急に休まなければならないと、

職場には申し訳ないし、

子どもが不安定なときに、なぜ自分はそばにいないのか。って。

どこかで、翻弄される時間から離れたい、

気分を変えたいという気持ちもあったけど、

親がそんな気持ちを持つなんてと、また責めてしまう。

(今はそういう気持ちになっても無理ないわー。。って、受け入れられます)

 

で、「雇用」という形態での、安定収入の道は諦めて、

家にいて、何かあったときにすぐサポートできる状態の

仕事スタイルに落ち着いたわけです。

 

ただ、仕事の精査やコントロールはするようにしています。

20%くらいの余裕は残しておく感じでしょうか。

仕事って、フリーランスだったら、

いただく仕事は断らないのがセオリーかと思います。

以前は、「取材」のある仕事をいただいていました。

でもそれって、相手の都合が優先されるもの。

こちらは時間をとっていただいている以上、

その日その時に、何があっても投げ出すわけにはいきません。

 

でもそれは、「今」家族を優先したいわたしにとっては、

すごく葛藤の多いことで。。。

そういった日時的な約束のできない案件は、

最初からお請けしないようになりました。

それから、言い方は良くありませんが、

自分都合の時間でできるコンサルや講座、制作などに

仕事の方向性を変えていきました。

 

コンサルは、今は自宅でZOOMで行うことも多いし、

制作であれば、打ち合わせの時間をしっかり取れれば、

あとは納期まで時間の融通がききます。

お客様の層も変わりました。

(ご理解いただいたうえでお仕事発注くださる方には、本当に感謝です。。)

 

時間や仕事量を、調整できる働き方。

それがたまたまできる職種、環境をもてたことは、

恵まれていたと思います。

 

それでも半日以上、何もできない日もあるわけで。

仕事のレーンをまっすぐいいリズムで走っていきたいけど、

突発的にハードルが現れ出てきます。

毎日スケジュール帳とにらめっこしながら、

いかに生活と仕事のバランスに折り合いをつけていくかは、

しばらく続きそうです。

そして最近思うこと。

学校に「通う」ことを前提にしなくても良い、

学びの環境があるのなら

(オンラインの学校とか、ホームスクーリングが

きちんと単位として認められるシステムがあるとか)

それをガーーーッツリ利用したらいいということ。

 

もともと学校に通うこと自体が、

子どもにとって重圧なわけなのに、

少しでも通える可能性があるのなら…と

期待してしまったんですよね。

送迎も大変だし、親子で疲れちゃうわで、

上の子は、やはり別の高校に編入学しようかと、いま検討しています。

親が疲弊するといい影響はないからです。

(繊細な子どもは、親に迷惑かけてしまう自分のことを責めてしまいます)

 

通わずに、オンラインで授業を受けられて

高卒資格を取れるとなると、

ほぼほぼ公立学校ではなくなります。

授業料はモチロン高いですが(入学金もかかるし泣)、

時間と移動、体調や気分の波に振り回されなくなる分、

その分ガッツリ仕事して、

授業料を稼いだ方が全方向に健全だ!と思っています。

 

お勤めに出る親の方も、雑念なく、予定変更なく、

集中してお仕事できますし、

外に出ることでリフレッシュもできる。

お財布から出ていく分も、カバーできる笑

子どもにとっては、安心安全の環境で、無理なく学べる。

将来に向けてどうするかをゆっくり考えられる。

そうすれば「三方よし」なんではないかな?と感じています。

 

職場にとても理解があって、

毎日中抜けして、お子さんの送迎をしていた方もいます。

「いま子どものサポートが大事なんです」と伝えたそうです。

伝える心も、受け入れる心も、素敵だなぁと思いました。

 

親がすべてを犠牲にしない働き方、無理のない働き方。

これは子どもたちの将来の働き方にも

通じていくと感じるので、

よい着地点をつねに探求しています。

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プロフィール
藤島 美香子
藤島 美香子
一人ひとりにフィットした働き方・生き方を考えるひと
ユニークな発達特性・気質をもつ一男一女の母。自身もHSP気質。「波乗りのような子育てを、笑いと知恵でどう乗り越えるか」をテーマに日々生きています。ライター業を20年続けながら、多様な生き方を研究&応援。つねに何かを学んでいたい性質。現在は、ワーキングメモリのことと分子栄養学を勉強中。「ゆる脱力系」と言われます。
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