とびとび日記

偏食の悩みは、時間と開き直りが軽くしてくれる

「うちの子好き嫌いがひどくて」

「なんにも食べなくて…泣」

食が細かったり、好き嫌いが多いと心配になりますよね。

 

だって、

【食べる=健康=元気】 に直結するような気がするから。

【食べない=わがまま=生きづらい】に直結するような気がするから。

 

お友だちはあんなに食べるのに…

などと、比較ばかりしてしまいますよね。

 

息子はハイレベルの偏食で、常にわたしも頭を悩ませていました。

相〜当〜 キリキリしていましたし、

以前は外食もほぼできなくて、

家族みんなでいけるお店は数店のみでした。

 

でも10年前の自分に言ってあげたい。

「大丈夫、全然問題ないよ!」って。

 

今15歳ですが、想像もつかないくらい、

小さいころは食べられなかったものが減ったからです。

もはや「好き嫌い」というレベルを通り越した

ザ・偏食! の息子の食遍歴をたどってみようと思います。

 

 

息子は卵アレルギーのある子でした。

生後6ヶ月くらいから発現して、

母乳に出てはいけないからと、母も卵抜き生活。

(好きなマヨネーズ食べれないのつらかった〜T _ T)

 

卵以外は、離乳食もなんでもよく食べていたのですが、

1歳半のある日から、

いきなりほぼ食べなくなってしまったのでした。

それまで手づかみで、

ものすごい勢いでワシャワシャいっていたのに、です。

 

2人目育児のいい加減さが出て^^;

適当なごはん作りだったからかなぁ…

などと反省し、それなりに

食べやすい工夫もしてみたけど、全然改善せず。

 

そのころから、食べられるものといえば

「白ごはん、チーズ、牛乳、豆腐、ポテト」

という月日が、何年も続きました。

 

白いもの、しか食べなかったのです。

(おやつはチョコとか食べてたけどw)

 

野菜も果物も、肉も魚も一切! 受け付けず。

躍起になって食べさせようとしましたが、

むりむり口に入れてもリバースするだけ。。

(今ならこれ、完全アウトですよね)

逆に栄養が出ていってしまうだけでした。

 

なんで食べないんだろう…

食べさせないと…

食べなきゃダメ…

 

こんな呪いの言葉が脳内をループし、

まわりの人たちからの

「食べなきゃダメじゃん」という一言が、

どれほどのプレッシャーだったか。

 

一番苦しいのは息子なんですが、

自分の落ち度のように思えてしまい、

「みんなで同じものを食べる場」でフォローしたり、

弁明するのがいつもしんどかったです。

 

なので、当然幼稚園の給食も食べられず、毎日お弁当。

ごはん&チーズ&ミニソーセージ(これだけは食べれた!)

これの1週間繰り返しでした^^;

 

まぁ、同じもの詰めてればいいし、

何も食べてこないよりはうんといいので、気分は楽でしたが。

これが永遠に続いたらどうしよう…

そんな思いはずうっとありました。

 

ただ、やはりきちんと成長ってしていくもので。

時の流れはわたしたちを見捨てなかった笑

 

小学校に上がってからも

給食は極小量しか(スプーン1杯くらい)食べなかったのが、

3年生くらいから、量も種類も少しずつ増えてきて。

「少ないけど残しませんでしたよ」と

先生に言われるようになりました。

 

 

そのころお世話になっていた小児科の先生からも

「大人だって一口しか食べない人もいるでしょ?

とくに医者なんて超偏食多いのよ〜。

元気もあるし、食べなくても大丈夫」

とホッとする言葉をかけていただき。

 

そのあたりから、

「なんでなんでも食べられないといけないんだろう?

動物なんて、1種類のものしか摂らなくても

逆に元気に生きてるじゃん。

なんでも食べられる方が普通じゃなくて、

むしろ才能というべきでは?」

と思うようになり。

 

わたし自身の、それまでの価値観や思い込みも、

くるんと反転しました。

(もっと早く思えたら楽だったのに〜)

 

つまり

もう食べれなくてもいいや! 

と開き直るようになったんですね。

 

 

そして6年生になったころ。

いやいやながらも、給食のメニューに

ほぼほぼ口を付けられるようになり、お残しも激減。

身長も伸びてきたのです(このころ声変わりもした)。

 

やっぱり食べるのと、背が伸びるのは

相関関係にあるんだとも実感。。

 

家で出すものも、かなり気を使っていましたが、

中学生になったころには、

トマトや野菜サラダ、魚、卵料理もOKになっていました。

今でも、甲殻類などの魚介類や果物は嫌がりますが、

まぁそれは「好き嫌い」の範囲で十分理解できます。

 

何よりこの15年ほどで、

偏食の正体は「食感(舌触りとか)や味覚への敏感性」が強いこと。

じゃあ、しょうがないじゃん! と、

息子の特性を理解できたことが、

気持ちを楽にさせてくれたと思います。

 

 

食べ物以外で、周りが迷惑するような

わがままな我の出し方もないですし、

なんか… 本当に無駄な「呪縛」にかかってたなと思います。

 

10年以上かかりましたが、

偏食はなくならずとも、悩みとしてはかなり軽くなりました。

いろんな形で栄養を摂っていけるものも、

今どんどん出てきていますしね。

 

偏食の対象と期間は、

時間にともなってなだらかになっていくし、

そのストレスも

「必殺!開き直り」がマイルドにしてくれると信じてます。