「あのとき休まなかったら壊れていたかもしれない」
unique3
アトリエ*さじ(秋田市)
今日は子どもたちの通う高校のPTAでした。
みんな、小さいころから不登校、高校転学といったような足跡をたどり、今の通信制高校に落ち着いた人たち。
その親の集まりって、不思議とやさしさとパワーが感じられるのです。
みんなユーモアと、涙のにじんだ深いまなざしで生きている。
耐えている。
しのんでいる。
あきらめるとあきらめないを行き来している。
支えや答えを探している。
必死で支え合っている。
夜中までバトルしている。
弱音やグチもこぼれる。
ギリギリこらえている。
疲れきっている。
自信をなくしている。
自分を責めたりする。
なんとか切り替える。
全身の毛が逆立つ日もある。
も〜いい!って、キレて寝てしまう日もある。
でも、笑っている。
必死のパッチを笑ってみせるのです。
きれいじゃない感情オールオッケーで、でもけして暗い雰囲気に持っていかない心配りには、いつも敬意と感嘆を覚えます。
たくさんの難儀なことを連続で体験してきていると、細胞レベルで、ものごとに対する許容量や対荷重がいやおうなく、ぐりぐり広げられるのかもしれません。
自分だけが大変なんじゃないな、みんな同じだねって。
わかちあえる機会があるのは本当にありがたいし、そんな場をアトリエでも実現できたらと思います。
今日お話ししたお母さんたちの目は、海か宇宙か。
一瞬で深いところまでお互いアクセスして、交信できたような、奥行きと広がりのある時間でした。