生活研究

不登校ちゃんのいる家庭の備え。学資保険で助かった件。

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いま登校が安定している場合でも、不登校という場合でも、やっぱりお金の備えは必要だなあ…と感じたことを書きます。

うちには2人子どもがおりますが、どちらも中学校の頃から不登校になり、高校は結果的にどちらも通信制高校へと進みました(上の子はいっとき公立高校に通いました)。

幼稚園、小学校のころも行きしぶりはありましたが、「そのうち行けるタイミングが来るんじゃないか」という希望的観測のもと過ごしていたので、あまり高校進学のタイミングでドカンとお金が必要になるというビジョンがなかったというか、甘い認識だったんですよねw

なんとなく公立高校に入るんじゃないかなと想像していましたし。

ところが、中学校に上がって本格的に不登校となり。

進路選択をうっすら考えなくてはいけなくなったとき

「あれ? もしかして公立以外の選択肢も考えなくちゃいけないのかな? えっ? それだとかなり経済的に負担大きくなるんじゃ……」と血の気が引いていくのを感じました。

ただ上の子のときは、はじめは公立高校に合格したので、さほど経済的負担は大きくなくてほっとしていたんです(月々引き落としされるのはPTA会費くらいだったような)。

しかしそれも束の間。

体調不良などで2年生中盤からその高校へも行けなくなり、転校を検討。

結果、私立高校と同じくらいの学費の通信制高校へ転学したのでした。

毎日通学するコースではなく、在宅学習&週1通学するワンデイコースにしたので、若干学費の負担は抑えられましたが、高校の時点でお金が大きくかかってくるイメージがなく、正直「めりこみ」がちの家計をなんとかやりくり…

そして、2歳差の下の子も不登校となったとき。

「ん? 下の子も同じルートになるのか? ふたり同時に同じ高校に通ったら、今の2倍かかるってこと?」とさらに血の気が引きました。。。

わたし自身も仕事はしていたのですが、フリーランスにつき「定額収入」ではないわけで、このころは本当に毎月「どうしよう、どうやりくりしようぅぅ〜」と頭が痛かったです。

ですが、救いもありました。

それが上の子名義でかけていた「18歳満期の学資保険」でした。

上の子が1歳のころに、貯蓄として「なんとなく」かけ始めた保険。

これが高3の9月に満期となり、下の子の進学、そして上の子の通信制大学の「もとで」ともなったわけです。

イメージでは、上の子が18歳以降に段階的にかかってくる予定だったお金が、2人分前倒しでかかってきた感じだったので助けられました。。。

ただ、学資保険も余裕で順当に払ってこられたわけではなく、当初250万の保障設定を、途中で200万に下げて継続。

(下の子名義の分は、ダブル支払いがきつく、つくらなかった)

満期直前にも「少し損はしても、いまこの瞬間お金が必要なのだから、解約してしまおうか…」と何度も悩みました。

なんとかゴールまで払いきって、授業料の原資とできたので、今は耐えてよかったと思います。

うちのような、なんらかの特性や個性があって「一般的」なルート以外の選択肢を常に視野に入れておかなければならないような場合は、備えはやはり、ある方がいいにこしたことはありません。

ちなみに、学資保険も満期まで払い込みが厳しい場合は「払い済み保険」に変更することもできます。

保障金額は下がりますが、解約という形ではない状態で、

・その後の保険金の払い込みがなくなる

・学資保険の保証そのものは継続できる

・満期返戻金を受け取れる

こんなメリットがあるそうです。

(※詳しくは「払い済み保険」というワードで検索してみてください)

解約して、銀行に貯蓄するよりも利率が良いわけで、ちょっと検討したこともありました。

今は新NISAとかもありますし、親子で投資を勉強しながら、上手に備えるのもいいですよね。

(わたしも今からでもお金のことは学びたい)

ご家庭により可能な範囲でとはなりますが、どんなルートに進んでも良いように、あの手この手での貯蓄対策は、講じておいた方がいいように思います。

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プロフィール
藤島 美香子
藤島 美香子
一人ひとりにフィットした働き方・生き方を考えるひと
ユニークな発達特性・気質をもつ一男一女の母。自身もHSP気質。「波乗りのような子育てを、笑いと知恵でどう乗り越えるか」をテーマに日々生きています。ライター業を20年続けながら、多様かつ小さい働き方をウオッチ。つねに何かを学んでいたい性質。現在は、ワーキングメモリのことと分子栄養学を勉強中。「ゆる脱力系」と言われます。
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